クッキーと拒絶と。

2002年9月15日
今日は、唐突にクッキーを焼きたくなったので、夜中に焼いた。
ベーキングパウダーとバニラエッセンスがなかったので、
ちっとも薫り高くない出来映え。
でもなぜかさくさくで、なかなかいける感じ。うま。

ついでにプリンも作ろう、と思ったんだけど、
残念、引越しのときに間違って実家に型を送り返してしまってたのだった。

今の部屋に越してきてから、はじめてお菓子を作った。
お菓子作りってやっぱ楽しいなァ。
でもクッキー、大量に作りすぎて、一人では食べきれそうにもない。
うっぷ。

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#以下の日記は、本当に個人的な内容、
 かつあんまり愉快な話題ではないので、
 そういうのいや、という方は読まないほうがいいかもしれません。

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最近「孤独」を考えるというのがちょっとしたマイブームなので、
「孤独について」(中島義道著、文春新書、660円)
と言う本を購入、読んでみた。
副題が「生きるのが困難な人々へ」というものだったから、
なんとなくそんな予感はしてたんだけど、
まあやっぱりというか、いささか濃い内容の本だった。

本文は筆者の自伝的なものだったが、私にとっては非常に興味深かった。
情緒不安定な筆者の心の動きが克明に記されていたから。
かつ、そういった心の動きを追った文章をはじめて読んだから。

というのも、私には現在少し鬱気味の友人がいて、
(彼女が私のことを友人と思ってるかはわからないが)
春の卒業旅行で彼女から
「○○ちゃんには、ぜったいに私の気持ちなんてわかりっこない!!!」
と思いっきり宣言され、旅行半ばで彼女が先に帰ってしまうという、
ちょっとイタイ経験をしたんです。

で、私は彼女がどういうことを考えているのかを、わかりたいと思った。
なんでそんなに「生きにくさ」を感じてるのかを。
(私だってそれは感じてるけど、彼女のそれとは比べ物にならないらしい)

今回のこの本には、彼女の心を理解するヒントがあるような気がした。
いや実際にこの本を彼女に見せたら「全然違う、やっぱり私のことわかってない」
と言われるかもしれないけど。。。

彼女は言う
「私は敏感過ぎるの。鈍感になれたらいいと思うけど、なれないの」
と。

この本の筆者も言う
「敏感過ぎる人と、そうでない鈍感の人の2種類に人類は分けられ、
鈍感な人が大多数である」
と。

私だけかな、こんなことを言われたらはなから拒絶されているような気がするのは。
「しょせん、あなたがた鈍感な人たちには、私たちのことなんてわからないのよね」
と、言われてるような気がしてしまう。

そうすると、スタートラインにも立てないのだ。
私だってそこまで無神経じゃないから、
そんなこといわれたら、
それ以上無理に彼女の心に踏み込んで行けない。

それに私だって鋼の心を持っているわけじゃないから、
拒絶されるのだって、こわい。
それはやっぱり、傷つく。

どうしたらいいんだろう。
途方に暮れてしまう。

はねつけないで。


ああ、ほんとに自分にしか意味のない日記になってしまった。

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